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お知らせ

2025.02.10

腰痛

内臓の関連痛とに似ている疾患②(腸の不調と腰痛)

関連痛とは・・・




内臓、筋肉などが障害されて原因とは別の場所に痛みや不快感を感じること




例)心臓のトラブル→背中に痛み

  腰のトラブル→お尻、足に痛みや痺れ




日々来られる患者さんの中には病院で診断を受けていたり、

ネット等の情報で病名を判断され当院を受療される方がいらっしゃいますが

多くがその病名による症状ではなく、内臓や筋肉等の関連痛によるものであることがあります。

その様なケースであれば関連痛を起こしている原因となっている筋肉や内臓を良くする必要があります。



(腰痛)




「ぎっくり腰」

○病態

ぎっくり腰は医学的な病名ではなく、正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、急激に発症した腰痛を指します。激しい痛みを伴い、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれます。
原因不明とされていますが、重い物を持つなどの急激な負荷や、不良姿勢や内臓が弱ることでの血行不良、関節の可動制限、筋肉の支えの不安定性などにより発症します。

「ヘルニア」

○病態

ヘルニア=脱出という意味です。
椎間板は、腰の背骨に加わる衝撃を緩和するクッションの役割を担っています。椎間板は中心部にゼリー状の髄核と呼ばれる柔らかい組織とその周囲の線維輪と呼ばれる丈夫な外層とで構成されています。この椎間板の内容物が押し出され突出します、これを椎間板ヘルニアと呼びます。ただし、MRIなどで飛び出していても、それは痛みの直接の原因ではなく、筋肉の関連痛などが原因になっている場合もあります。

「脊柱管狭窄症」

○病態

脊髄の通り道である脊柱管に狭窄が生じ、中を通っている神経が圧迫されて痛みが出る、長い間歩けないといった症状が出ます。股関節が硬くなり、腰椎の前弯(腰が反る)が強くなったパターンのものだと改善が見られます。


(腸の不調)


「リッキーガット症候群」

○病態

栄養などを吸収するのに重要な腸管壁にたくさんの穴が開いてしまうことにより、不要な栄養素や毒素、細菌まで体内に吸収してしまうという症状です。
日本人の7割がかかっているかもしれないと言われており、なんとなく腸にガスがたまりやすいな、肌荒れしやすくなったな、体調を崩すことが多くなったなと思っていたら、リーキーガット症候群だったということも珍しくはありません。原因は咀嚼不足(あまり噛まない)や体に悪い食べ物(添加物、白い砂糖、植物油など)の摂りすぎなどです。



「腸に関連する筋肉」

○大腿四頭筋(小腸) 大腿筋膜張筋(大腸)




イラスト図出典:「ネッター」より引用

○ハムストリングス(直腸)




イラスト図出典:「解剖学アトラス」より引用


(まとめ)

坐骨神経痛などの診断名がついていても

内臓の関連痛によって痛みを引き起こしているケースがあり

この様な場合は身体の滞りを取って、バランスの取れた

体の使い方をできるようにする必要があります。

湿布や電気や痛み止めだけではこれらの改善は

難しいので病院でも、しっかりリハビリを実施してくれる所や

信頼出来る治療院にかかるようにしましょう!
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